スウェーデンの食−5:グルッグ(glögg、スパイス(赤)ワイン)


glögg(グルッグ)の言語的由来は、glödgat(原形:glödga、英語では heat to red(white) heat)。

クリスマスが近付いたこの時期の飲物と言えば、やっぱり、"グルッグ"(スパイスワイン)。我が家では10%アルコール度のグルッグを愛飲しています。15%というもののありますが、これは"酔い度"が高くなる(と言うか、酔いの回りがかなり早い!)ので10%がちょうどよいです。80°Cくらいに温めたグルッグに煎ったアーモンド(もしくは、クラッシュしたものか皮を剥いたもの)と干しぶどうを入れていただきます。体も心も温まるこの飲物でクリスマスを迎えるのがスウェーデンの一つのスタイルです。

グルッグ1 グルッグ2 グルッグ3

グルッグを温めるための用具はあります。が、我が家では普通に鍋で温めています。グルッグを飲むためのコップは小ぶりなグラスか陶器ですが、我が家はこれまたコーヒー用のミニカップを使っています。平皿に盛られているのは、干しぶどうとスライスアーモンドです。市販のグルッグの代わりに、自分で赤ワインを買ってきて市販のスパイス袋(Santa Mariaブランドのものがあったと思います・・・香辛料が置いてある場所で見付かります)を使って『自家製グルッグ』を作ることもできます。が、市販のものが十分に美味しいので自家製グルッグを作るのは我が家では稀です。我が家のグルッグ・タイムは、ほとんどの場合クロカンをした後です(ヨーハンの着ているのはまさにクロカン用のトレーニングウェアです)。

私達がよく飲むのは、Blossaというブランド。これがシステーメット(Systemet、Systemblaget(公営酒販売社)のこと)でも一般のお店でもよく出回っているものだと思います。最近は、コニャック・グルッグや白ワイン・グルッグなんてのも出ていますが、コニャック・グルッグは、私にはとても飲めた代物ではなかったです(^^;)、夫は好きみたいですが、、、

【それでも『自家製グルッグ』にこだわりたい人のための、レシピ】

赤ワイン 1瓶
コニャックかウォッカ 1dl
チョウジ(kryddnejlika) ホールを5個
シナモンスティック(kanelstång) 5本
カルダモン粒(kardemummakäna) 皮をむいたもの5個
生姜 1個
セヴィリアオレンジ(pomeran)の皮 1つ
白砂糖 2dl

〜★作り方★〜

1) 全てのスパイス(チョウジ・シナモン・カルダモン・生姜・オレンジ)をコニャックもしくはウォッカに入れ、一晩置く。
2) スパイス漬けしたスピリットだけを、(鍋に移した)ワインに入れ、砂糖を加えて注意深く温める。決して沸騰させないように!
3) 十分に温まったワイン(グルッグ)の供し方は、例えば上記を参考。

□おまけの、ちょっとした「歴史」□
さらに、『もっとこだわりを持つ人』のために以下のサイトを見つけました。svagdricka(スヴォーグドリッカ)と呼ばれるビールの一種に、イーストを混ぜて3週間くらいかけて発酵させてさらに1年かけて寝かせて作る、真の自家製グルッグの作り方が出ています。グルッグは、スウェーデンにおいてはワインよりも歴史が長く、ヴィーキング時代の古ビールやムスト(must)のようなものだったらしいです。ところで、レシピはスウェーデン語によるものです。こちらから→一から作るグルッグ


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